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日中青年フォーラム「日中戦略的相互不信を如何に克服するか」開催

日中青年フォーラム

日中戦略的相互不信を如何に克服するか

日時:2015年2月28日
言語:日本語、中国語
場所:早稲田大学9号館 9階917会議室

主旨

中国が台頭してきた1990年代末以降、日中関係の構造は大きく変化している。日本の視点から見ると、中国の台頭は必然的に東アジアのパワーバランスに衝撃に与える。一方、中国の視点から見ると、日本は中国の台頭を望ましくないと認識している。同時に、日中両国は近年領土問題をめぐる摩擦が劇的に増えてきた。国際社会における影響力を増してきた中国を、日本はどう認識しているのか?そして中国は日本の認識に対し、どう反応しているのか?双方の認識のギャップはどこにあるのか?そのギャップの形成原因は何か?
2012年、米国ブルッキングス(Brookings)の中国研究所所長のケネス・リーバーサル氏(Kenneth Liebertha)と北京大学国際関係学部長の王輯思氏は、報告書『米中戦略不信』( Addressing US-China Strategic Distrust )を出版した。これは政治、外交、安全保障及び経済の視点から米中間の相互不信について米中双方の視点を紹介し、米中関係が危機的な状況に陥ち入らないために何をすべきかを論じている。しかし、現在危機的な状況に直面している日中の学界では、このような努力は十分とは言えない。日中相互不信の原因を明らかにするため、本青年フォーラムは、昨年10月の日中若手ワークショップの経験を活かし、日中双方の若手研究者の対話を継続することで、この問題を解明したい。

プログラム

2月28日(土) 9時15分―12時00分
司会:鄭 成(早稲田大学アジア研究機構現代中国研究所准教授)
張 望(早稲田大学アジア研究機構現代中国研究所講師)
通訳:黄 斌(早稲田大学社会科学部非常勤講師)

開会挨拶:
天児慧 (NIHU現代中国地域研究総括代表、早稲田大学現代中国研究所所長)
9:30-10:30 中国側:5名 (1人10 分程度)
発言テーマ:中国の日本認識:日本の対中姿勢をどのように見ているのか(本人個人+それぞれが見た日本人一般)
 薛力(中国社会科学院世界経済与政治研究所国際戦略室主任)
 劉建平(中国傳媒大学伝傳播研究院国際傳播研究中心副教授)
 牛仲君(中国外交学院外交学系副教授)
 唐奇芳(中国国際問題研究院副研究员)
 苗吉(中国外交学院亜洲研究所助理研究員)

10:30-11:30 日本側:5名(1人10分程度)
発言テーマ:日本の中国認識:中国の対日姿勢をどのように見ているのか(本人個人+それぞれ見た中国人一般)
 江藤名保子(慶應義塾大学東アジア研究所訪問研究員)
 須賀 昭一(内閣府政策統括官、経済財政分析担当)
 加茂具樹(慶應義塾大学総合政策学部准教授)
 峯村 健司(朝日新聞中国総局特派員)
 上村威(新潟県立大学助教)

11:30 -12:00 全体討論 (現代中国研究所メンバー全員を含む)

│ 2015年2月23日 │

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